共同浴場の至宝!別府を象徴する貴重な温泉
年が明けて間もないある日、ぴよはしさんは言いました。
ぴよはし「今から大分に行きます」
つまぴよ「関アジ!関サバ!地獄蒸し!」
ぴよはし「別府の温泉に行きます!」
つまぴよ「別府って、地獄めぐりで有名な?」
ぴよはし「そう、別府の繁華街に、共同浴場の至宝があるんです!」
つまぴよ「共同浴場の至宝!?」
・
・
・
別府といえば、地獄めぐりをはじめとした温泉で知られる観光地。
別府・鉄輪・観海寺・明礬・亀川・柴石・堀田・浜脇の8つの温泉地からなる「別府八湯」も有名です。
目的の温泉は、別府駅から繁華街を10分ほど歩いていくとあらわれます。
「竹瓦温泉」
では、ここで「竹瓦温泉」のすごさを説明していきます。
1.建物がかっこいい!
初めて訪れた人が目を引かれるのは、この外観ではないでしょうか。
まるで寺院のような重厚な建物は歴史を感じさせます。
それもそのはず、竹瓦温泉はなんと登録有形文化財です!すごい!
貴重な文化財のお風呂に、ジュース1本分のお金(110円)で入れてしまうんです。
これはもう、入るしかありません!
2.別府を代表する共同浴場
竹瓦温泉は、内部の造りも独特です。
玄関をくぐると、まず広々とした木造の広間が目に入ります。
高い天井と、使い込まれた板張りの床がレトロな雰囲気満載です。
ちなみに2階は地元の方の公民館になっています。
温泉がいかに別府の人々の生活に密着しているかがうかがえますね。
入浴するには、券売機で入浴券を購入して受付に渡します。
男女別の浴場入り口を通ると脱衣所があり…と、ここまでは普通の共同浴場です。
が、驚くことに浴室があるのは脱衣所の階段を降りた半地下の場所。
なんでも、まだお湯を汲み上げるポンプがない時代。
温泉を湯船に引きこむために、低い位置に浴室をつくる必要があったからだそうです。
また、浴室と脱衣所との間に壁はなく、一つの部屋になっています。
これは別府の共同浴場によく見られるスタイルです。
1階部分の大きな窓からさしこむ日差しは、半地下の浴室を明るく照らしてくれます。
開放的な大空間を見上げながら、のびのびと源泉かけ流しの湯船に浸かるのは最高に気持ちがいい!
ちなみに、男湯の方は色はささ濁り。ほのかに鉱物臭がし、口に含むとわずかにしょっぱいエグ味を感じました。
一般的な浴場にある、お湯を出すカランやシャワーが無いのも竹瓦温泉ならでは。(イスと洗面器はあります)
体を洗うときは、直接浴槽からお湯を汲みます。
壁際の水が出る蛇口は、湯船の温度を調節するためのものです。
※竹瓦温泉は源泉の温度がやや高めです。
こういった別府の共同浴場の古き良き文化を楽しめるのも、竹瓦温泉の魅力の一つ。
レトロな建物や歴史的風情を味わいたい人には、おススメの温泉です。
3.砂湯も楽しめる温泉
ここまででも充分に魅力満載な竹瓦温泉ですが、さらにすごい点がもう一つ!
実は、砂湯もあるんです!
共同浴場に砂湯があるのは珍しい!
砂湯の入り口は、玄関を入った左側にあります。
しかも、男湯、女湯、砂湯で違う源泉を使用しているとのこと。
(浴室は男女固定なので、全部の源泉を味わえないのが残念…!)
別府海浜砂湯などでも砂湯は楽しめますが、そこまで行く時間が無い…という方は、竹瓦温泉で砂湯を体験するのも有りです。
【竹瓦温泉 の情報】
TEL :0977-23-1585
営業時間:普通浴 6:30~22:30
砂湯 8:00~22:30(最終受付21:30)
料金:普通浴 110円
砂湯 1,050円(6歳以上入浴可能)
公式URL:https://www.city.beppu.oita.jp/sisetu/shieionsen/detail4.html
【おまけ】
別府の「とよ常」は、地元の人にも愛されるお食事処です。
おススメは「天丼」です!
ふわふわサクサクの天ぷらが、リーズナブルなお値段で食べられます。
加えて新鮮な魚介類の定食もおいしいので、何回でも訪れたくなります。
さあ、竹瓦温泉に行ってみませんか?
(2020.01 訪問)