ぴよはしさんの温泉探訪記

温泉巡りが趣味で約4000ヶ所の温泉をめぐってきました。訪れた温泉+αの記録をブログにまとめていきます。

渋すぎる!猫のいるレトロ温泉!

f:id:piyohasisan:20200711233204p:plain

ある冬の日、ぴよはしさんは言いました。 

 

ぴよはし「今から熊本に行きます」

つまぴよ「くまモンくまモンくまモン!」

ぴよはし「人吉市の温泉に行きます!」

つまぴよ「人吉市というと、夏目友人帳のモデルで有名な?」

ぴよはし「そう、人吉市に、猫に会えるレトロ温泉があるんです!」

つまぴよ「猫に会えるレトロ温泉!?

というわけで、熊本県人吉市にやってきました。

人吉市といえば、夏目友人帳をはじめ、SL人吉やラフティングスポットとしても知られており、ウッチャンナンチャンの内村さんの出身地なことでも有名です。

城下町として栄えた人吉市は、当時の面影を残す建物や風情ある共同浴場もたくさんあります。

また、地形上とても霧が発生しやすく、宿泊した旅館の方も「人吉は霧の街ですから」と言っていました。(ぴよはしが訪れた日も霧がでていました)

 

 目的の温泉は、人吉駅から球磨川に向かって少し歩いた街中の路地裏にあります。

f:id:piyohasisan:20200711234304j:plain

青い屋根が目印です

「人吉温泉 新温泉」

では、ここで「新温泉」のおススメポイントを説明していきます。

 

1.雰囲気のあるレトロな建物

「新温泉」の名前とは反対に、木造の建物がレトロな雰囲気をかもしだしています。

それもそのはず、なんと昭和6年創業当時の建物をそのまま使用しているそうです!

軒先には地元のイベントポスターが貼られており、渋さに一役買っています。

 

もちろん建物内も超レトロです。

脱衣所の広告や看板、体重計や鏡などの小物も渋すぎて、もはや昭和の博物館!これは絵になる渋さ!

f:id:piyohasisan:20200711234316j:plain

すべてが渋い!

 

2.猫がお出迎え!?

中に入ると番台があり、お出迎えしてくれたのはおばあちゃん…ではなく猫。

番台の座布団の上には、3匹の猫がくっつきあって丸まっていました。

更に外からもう1匹猫がやってきて、まさに猫好きの楽園…!

店番の役目は果たしていないけれど、すやすや眠る猫の顔を見るだけで大満足です!

f:id:piyohasisan:20200712004800p:plain

この世の極楽か

本物の店番のマダムによると新温泉で飼っている猫ではなく、すべて野良猫とのこと。

野良猫に番台を占拠されてもニコニコしているその様子に、新温泉の優しい空気を感じました。

 

3.やはりメインは温泉!

番台の猫に心を奪われましたが、そもそもの目的は温泉です!

浴室には渋い石造りの浴槽が二つ並んでいます。(湯量の減少で、現在は片側のみ使用)

日中に訪れたせいかもしれませんが、すりガラスの窓から差し込む日差しのおかげで薄暗い感じはまったくしませんでした。

f:id:piyohasisan:20200712000016p:plain

浴槽もレトロ!

泉質はアルカリ性単純温泉で、もちろん源泉かけ流し!

お湯はやや黒っぽく、かすかにモール臭がします。

源泉温度が42℃とぬるめなので、心地よく長湯できます。

f:id:piyohasisan:20200711234325j:plain

 

ゆっくりと温泉を楽しんだ後は、番台の猫と、猫を抱えたマダムに見送られて新温泉を後にしました。

猫とレトロ温泉のダブルパンチで、ぴよはしは一気に新温泉のファンになりました。

 

 (2020.01 訪問)

 

【人吉温泉 新温泉 の情報】

 住所:〒868-0003 熊本県人吉市紺屋町80−2

 TEL :0966-22-2020

 営業時間:13:00~22:00

 料金:300円

 

【令和2年7月の熊本県豪雨災害について】  

この記事を書いている時に、熊本県の豪雨災害が発生しました。

連日ニュースでも報道されているように、人吉市にも大きな被害がありました。

今回の記事で紹介した新温泉も浸水の被害を受けたようです。

Twitterにて、ご家族と猫は無事との情報を確認しました)

人吉市には新温泉以外にも素晴らしい温泉や旅館がたくさんあり、被災された方のことを思うと大変心が痛みます。

また被災された方々には心からお見舞い申し上げるとともに、皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 

人吉市の災害義援金についてのリンクを以下に掲載します。

ささやかですが、ぴよはしも人吉市の復興を支援させていただきました。

一人支援が増えることによって、人吉市の復興が一日早まるかもしれません。

今回の記事で人吉市を訪れたいと少しでも思っていただけたなら、どうかご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

www.city.hitoyoshi.lg.jp

ふるさと納税でできる寄付もあります。

www.furusato-tax.jp